運動の目安 健康づくり 身体活動ガイド

どのような運動をどれくらい行えばよいか?

どのような運動をどれくらい行えばよいか?

2025年6月23日

監修: 平安山 剛

(GOOD JOB FITNESS あさか代表)

健康のために運動が大切とはよく言われますが、
「何をどれくらい行えばよいか」は意外と知られていません。

このコラムでは、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」に基づいて、
成人や高齢者に推奨されている身体活動・運動の量や種類について、わかりやすくご紹介します。

身体活動・運動の基本的な考え方

「身体活動」とは、安静にしている状態よりも多くのエネルギーを使う、体を動かす活動全般を指します。

その中には、家事・仕事・通勤・買い物などの「生活活動」と、健康や体力の維持・向上を目的として 計画的・定期的に行う「運動」が含まれます。

つまり、階段の上り下りや掃除、買い物も身体活動に含まれ、 ウォーキングや筋力トレーニングなどは運動に含まれます。

座りっぱなしの時間にも注意

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、運動する時間だけでなく、
座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにすることも大切とされています。

身体活動や運動に取り組むときは、目安の数字だけにとらわれず、 健康状態や体力などの個人差に合わせて、今より少しでも多く体を動かすことが基本です。

ガイドでは「成人」「高齢者」を特定の年齢だけで一律に区切るのではなく、 一人ひとりの身体の状態などに応じて考えることが大切とされています。

成人の身体活動・運動の目安

厚生労働省は、成人に対して次のような身体活動・運動を推奨しています。

  • 歩行またはそれと同等以上の強度(3メッツ以上)の身体活動を1日60分以上
    1日約8,000歩以上が目安
  • 息が弾み汗をかく程度以上(3メッツ以上)の運動を週60分以上
  • 筋力トレーニングを週2~3日
  • 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにする

1日60分のすべてを「運動」として行う必要があるわけではありません。

通勤や買い物で歩く、階段を使う、家事をするなど、 日常生活の中で体を動かすことも身体活動に含まれます。

まずは現在の生活を振り返り、できるところから少しずつ体を動かす時間を増やしてみましょう。

高齢者の身体活動・運動の目安

高齢者についても、現在の体力や健康状態に合わせながら、 日常生活の中で体を動かすことが大切です。

厚生労働省では、次のような身体活動・運動を推奨しています。

  • 歩行またはそれと同等以上の強度(3メッツ以上)の身体活動を1日40分以上
    1日約6,000歩以上が目安
  • 有酸素運動・筋力トレーニング・バランス運動・柔軟運動などを組み合わせた 多要素な運動を週3日以上
  • その中で筋力トレーニングを週2~3日
  • 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにする

高齢者では、ウォーキングなどだけでなく、筋力やバランス、柔軟性など、 さまざまな要素を取り入れた運動が推奨されています。

目安に届かなくても、まずは今より少し多く

1日40分や6,000歩に届かなければ意味がないわけではありません。
現在の活動量が少ない方も、体力や体調に合わせて、 今より少しでも多く体を動かすことから始めてみましょう。

具体的な運動例

有酸素運動の例

ウォーキング、サイクリング、水中歩行などがあります。 成人では、運動の目安として、息が弾み汗をかく程度以上(3メッツ以上)の運動を 週60分以上行うことが推奨されています。 無理に強度を上げるのではなく、現在の体力や運動経験に合わせて取り組みましょう。

筋力トレーニングの例

スクワット、レッグプレス、チェストプレスなどがあります。 筋力トレーニングは、成人・高齢者ともに週2~3日行うことが推奨されています。 筋トレマシンやダンベルを使った運動だけでなく、 スクワットなど自分の体重を利用した運動も筋力トレーニングに含まれます。

多要素な運動の例

高齢者では、有酸素運動だけでなく、筋力・バランス・柔軟性などを組み合わせた 「多要素な運動」も推奨されています。 有酸素運動、筋力トレーニング、バランス運動などを組み合わせるほか、 体操、ダンス、ラジオ体操、ヨガなど、さまざまな動きを含む運動もその一例です。

まとめ

身体活動・運動量の目安まとめ

成人

1日60分以上の身体活動(約8,000歩以上)
+ 週60分以上の運動
+ 筋力トレーニングを週2~3日

高齢者

1日40分以上の身体活動(約6,000歩以上)
+ 多要素な運動を週3日以上
+ 筋力トレーニングを週2~3日

そして、成人・高齢者ともに、 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにすることも大切です。

これらは厚生労働省が示している一般的な目安ですが、 すべての人が同じ量や強度の運動を行う必要があるわけではありません。

健康状態や体力、身体機能などには個人差があります。 一般的な目安を知ったうえで、自分の状態に合わせて、可能なことから取り組んでいきましょう。

大切なのは「今より少しでも」

大切なのは、目標の数字を達成することだけではなく、 今より少しでも多く体を動かし、それを生活の中で続けていくことです。

持病がある方や治療中の方、運動を始めることに不安がある方は、 必要に応じて主治医などに相談しながら、無理のない範囲で取り組みましょう。

参考文献

  1. 厚生労働省.健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023.令和6年1月.
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット.健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 推奨シート「成人版」.
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット.健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 推奨シート「高齢者版」.

私たちと一緒に、
あなたの健康づくりを
始めませんか?

まずは60分の無料体験から、
お気軽にお試しください。
お体の状態やお悩みをお伺いし、
体調や痛み、運動経験、不安などを確認しながら、運動の始め方を一緒に考えます。

無料体験を予約する
無料体験予約