糖尿病 運動習慣

糖尿病と言われたら
運動は何から始めればいい?

糖尿病のコラム画像

2026年7月2日

監修: 平安山 剛
(GOOD JOB FITNESS あさか代表)

糖尿病や血糖値を指摘された方へ。
スポーツ医の視点もふまえながら、運動初心者の方にもわかりやすく解説します。

健康診断で「血糖値が高いですね」「HbA1cが高めです」「運動を心がけましょう」と言われたことはありませんか?糖尿病や血糖値の話になると、何をすればいいの?歩けばいいの?ジムに行った方がいいの?筋トレは必要なの?と迷う方も多いと思います。
今回は、糖尿病と運動習慣について、スポーツ医の視点もふまえながら、運動初心者の方にもわかりやすく解説します。

目次

  1. なぜ糖尿病で運動が勧められるのか
  2. 運動はどのように健康づくりに役立つのか
  3. 何から始めればよいのか
  4. 無理なく続けるための考え方

なぜ糖尿病では運動が勧められるの?

糖尿病の治療では、

  • 食事療法
  • 運動療法
  • 必要に応じた薬物療法

が大切とされています。糖尿病診療ガイドラインでも、運動療法は基本的な治療の一つとして位置づけられています。
また、糖尿病治療の目標は単に血糖値だけではありません。

糖尿病のない人と変わらない寿命や生活の質(QOL)を目指すこと、そしてサルコペニアやフレイルなどの予防・管理も大切とされています。

そのため、「血糖値を気にするための運動」というより、

「これからの健康づくりのための運動」と考えるとわかりやすいかもしれません。

運動は糖尿病の管理に役立つの?

運動は、糖尿病の管理や健康づくりに役立つことが期待されています。
特別な運動をする必要はありません。

例えば、

ウォーキング

自転車

水中運動

軽い体操

なども立派な運動です。

また最近では、有酸素運動だけでなく、筋力トレーニングを組み合わせることも大切と考えられています。

ただし、最初から完璧を目指す必要はありません。

まずは「身体を動かす習慣をつくること」を目標にしましょう。

ウォーキングだけでいいの?

運動を始めるなら、まずウォーキングから始めるのはとても良い方法です。

特別な道具も必要なく、今日から始めることができます。

一方で、将来的には、

  • 足腰の筋力維持
  • 姿勢の維持
  • フレイル予防

なども考えていくことが大切です。

そのため、ウォーキングに慣れてきたら、軽い筋力トレーニングも取り入れていくとよいでしょう。

どれくらいやればいいの?

大切なのは、頑張りすぎないことです。

糖尿病と言われた直後は、「毎日1時間歩かなきゃ」「ジムに通わなきゃ」と思ってしまう方もいます。

しかし、最初から無理をすると続きません。

まずは、

  • 1日10分歩く
  • 買い物の時に少し遠回りする
  • エレベーターではなく階段を使う

といった小さなことから始めてみましょう。

実は血糖値だけが目的ではありません

運動というと、「血糖値を下げるためにやるもの」と思われることがあります。

もちろん、糖尿病の管理に役立つことは期待されています。

しかし運動の役割はそれだけではありません。

運動には、

  • 筋力維持
  • フレイル予防
  • 転倒予防
  • 健康寿命の維持

といった役割など、たくさんの効果が期待されています。

糖尿病をきっかけに運動を始めることは、将来も自分の足で元気に生活するための準備にもつながります。

運動が続かないのは意志が弱いからではありません

実は、多くの方が運動を続けられません。

それは意志が弱いからではなく、

  • 何をしたらよいかわからない
  • 人だと続かない
  • 効果がわからない
  • 自分に合っている運動がわからない

という理由が多いからです。

だからこそ、完璧な運動より続けられる運動が大切です。

まずは、「今より少し身体を動かす」ことを目標にしてみましょう。

まとめ

糖尿病と言われたら、いきなり難しいことを始める必要はありません。

まずは、

  • 少し歩く
  • 身体を動かす時間を増やす
  • 続けられる方法を探す

ことから始めてみましょう。

大切なのは、完璧な運動ではなく、無理なく続けられる運動習慣です。

GOOD JOB FITNESS あさかからのご案内

GOOD JOB FITNESS あさかでは、運動が苦手な方、ジムが初めての方、健康診断の結果が気になる方にも、 無理なく続けられる運動習慣づくりを大切にしています。 お気軽にご相談・ご見学ください。

注意事項

胸の痛み、強い息切れ、めまい、関節の強い痛みなどがある場合や、医師から運動制限を受けている場合は、
運動を始める前に医療機関へご相談ください。
当施設では診断・治療を行っておりません。診断・治療に関するご相談は医療機関へお願いいたします。

参考文献

  1. 日本糖尿病学会 編・著『糖尿病診療ガイドライン2024 第2章 治療の目標と指針』
  2. 糖尿病標準診療マニュアル2026
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病を改善するための運動」
  4. 大坂貴史『今日から使える!糖尿病運動療法「超」実践メソッド』文光堂、2026年。

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